さざれ石3
破格の値段でさざれ石を手に入れて喜んで公園を後にしましたが管理人さんと別れるときに・・
「関ヶ原に向かっていくとすぐ右にさざれ石を分けてくださる所が有るよ」
「昔は商売でさざれ石を販売していたが今はやめているが売ってくれるから見てくると良いよ」
有り難いお言葉ですが一つだけ有れば満足ですし関ヶ原まで45分も掛かるから本巣に戻るには春日村を戻った方が早いのでその店を見るのは止めるつもりでした
その集落は鄙びた山の廃屋のような建物の集落で古い山の建物が好きなので思わず車を向けました
伊吹が目の前に有り本巣で見る伊吹とあまりに違う姿にある民家の前で車を止めて写真をしました
そこに男性の親子連れが来られて父親の方が怪訝な目で自分を見ています
「山が好きなので伊吹山を撮影してるんです」
「そうかい!! 伊吹山は山東の方から見るよりも岐阜側の方が良いね」
「そうですね、滋賀側は無惨ですからねぇ」
「俺も何度も伊吹に登ってるよ」と息子さんの方が言われました
親父さんが車の中を覗き込んでいます
マジィイ・・・ (-_-;
この家の前にはさざれ石が多く置いてあって盗んだと思われるのが嫌で・・・
「実はさざれ石公園で管理人さんに分けていただいたのです」
「あそこの石は俺が寄付しているからな」
「3,000円で分けてくださったのです」
息子さんの方が石を取り上げて見ています
「このさざれ石は良いよ。石が大きく形が良いから」
「っそうですか!!」(^-^o)
「家の前に有るので好きなのを親父に言って買ったら!!」
「高いんでしょう??」
なにせ家の前にあるさざれ石は立派でさざれ石公園で分けて頂いた物とは物が違います
「親父、この人が一つ欲しいって言ってるよ」
ちょっと待ってよ(-_-;
さざれ石は一つあるからもう要らないのね(-_-;
「そうか、欲しいのを選びな!!」
しかたなく一番形の良いのを選んで・・・・
「お幾らぐらいするのですか?」
「そうだな3,000円ぐらいで良いよ」
「えっ!! 3,000円で良いのですか!!!!!」
華厳寺で買うと間違いなく一桁は違う値段で売られています
親父さんが・・・
「家の中にも有るから入って来な!」
もう要らないって・・・(-_-;
家の中に入るとさざれ石は思ったほど有りませんでしたが親父さんが・・・
「3年ほど前に航空自衛隊にさざれ石を譲ったときに表彰状とメタルを写真をくれたんだわ」
「俺の家にわざわざ自衛隊の人が来てさざれ石を選んで持っていたんだぞ!!」
写真のパネルは2枚あり一枚の方にはブルーインパルスの写真でパイロットの名前がサインされていてパイロットになった年も書かれています
一番新しいのが平成の12年ほどでしたので・・
「これって最近の写真なんですね!!」
「そう言っただろう」親父は少しムッとしたようです(^-^o)
その家の玄関の靴入れの上に自慢のさざれ石が飾ってあって・・・
「兄ちゃん、この木札が値打ちを上げるから買わないといかんよ」
「それって何処に売っているんですか?? それは自分で書かれたのじゃないですか??」
「アホか!! こんな達筆で書けんわ」
「春日村の役場の近くのスタンドの横のコミニティで売ってるからぜひ買いなさい」
「幾らくらいですか??」
「3,000円!!」
「3,000円もするのですか!! さざれ石よりも高いですがね」
「ニィちゃん、あんたが安すぎる値段でさざれ石を買ったんだよ、只と一緒の値段でもらったんだよ」親父がまた気色ばんだ(^-^o)
楽しい時間を過ごさせていただいて
「また遊びに来な!!」嬉しい言葉を頂いてさざれ石を二つ持って春日村で木札を買ってきたくしました
木札は1,000円で買えました(^-^o)
親父が別れ際に・・・
「春日村でさざれ石の展示してある値段を見てご覧、俺の石がいかに値打ちか分かるから・・・」と笑い顔をしていました
なるほど只でもらってきたのと同じ値段です
という事でlinfof工房で敷板がくるまで新聞紙の上で飾っておきましょう(^-^o)
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