autocad2008LTのレイアウト空間での異尺度寸法
autocad2008LTのレイアウト空間でのビューポートの寸法記入での異尺度対応についてネットで検索しても分かりやすく書いてあるブログを探すことが出来ませんでしたので久々にautocadの事です
写真のようにモデル空間で300×100の長方形に100ピッチで縦線を入れた図面を書きます
寸法スタイル管理からISO-25を元とした異尺度寸法と言う名前の寸法スタイルを新たに作ります
異尺度対応にチェックを入れておきますが後からフィットで異尺度対応にチェックを入れても一緒ですから特に気にしません
分かりやすいように寸法線も矢印も寸法値もISO-25を全く変えていませんが基本単位は0にしてあります
フィットの「寸法図形の尺度」のエリアに異尺度対応にチェックが入ってるのが分かります
モデル空間で寸法スタイル管理を異尺度寸法で寸法線を描きます
以前に書いた異尺度対応になっていない2008LT以前は寸法はペーパー空間のモデル空間で書きましたが2008LTではレイアウトでないモデル空間で寸法を書きます
レイアウト1のペーパー空間に入ります
ページ設定が出ますので修正(M)をクリックでページ設定をします
プリンタは自分のプリンタを設定して用紙サイズはとりあえずA3設定で印刷スタイルテーブルはacadt.ctbにして印刷領域はレイアウトにします
尺度は1:1です
これでOKです
ようやくビューポートを入れます
左のVPは標準尺度を1:2
右のVPは写真のようにオブジェクトプロパティで標準尺度を1:4に設定します
写真の右下を見ると左のVPはVP尺度が1:2ですが注釈尺度が1:1です
右のVPはVP尺度が1:4なので注釈尺度も同様に1:4にします
VPの枠線を非表示にして完成です
右の図面は尺度1:2で、左の図面は尺度1:4で異尺度の図面を一枚のペーパーに書いていますが寸法線は同じ大きさで描かれています
寸法値や寸法線の矢印が小さいと思われるなら異尺度寸法のスタイルを変えれば良いです
このようにautocad2008LTはVPでの異尺度寸法線がすごく簡単に描けるようになりました
最後に画面の異尺度対応のアイコンは写真のとおりの使い方です
右のアイコンをクリックしておきます
そうすればVPの尺度を変えると自動的に寸法の尺度も変わります
これならVPの異尺度の寸法の揃えや文字の異尺度の対応など、今までのautocad
での面倒が一気に解決します
とても素晴らしい機能です
これからAutoCadで異尺度対応がどうなっていくのかすごく興味があります
2007LT以前の人でVPが絶対に必要な人はバージョンアップする価値は絶対にある
と思います
次は2008以前のレイアウト空間の異尺度寸法を同じにする方法を以前にブログで書きましたがちょっと分かりにくいかもしれないので、分かりやすく書くつもりです
| 固定リンク
コメント