馬頭観音

2011年1月17日 (月)

三ツ池町の馬頭観音様

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中山道を河渡宿から太田宿まで歩いた時に国道21号線と関江南線が交わる三ツ池町の交差点に馬頭観音様が祀られているのは木曽路に行くときに雰囲気で分かっていましたが三ツ池町の交差点は車の往来が激しい交差点ですので車を止めて拝観するのは無理です

というわけで歩きで三ツ池町の馬頭観音様を始めて拝観しました

驚きですお顔が憂いを含んだお顔で興福寺の阿修羅像と瓜二つのお顔です

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怒れるお顔の馬頭観音様ではありません
憂いを含んだ青年のお顔です
阿修羅像にそっくりだと思いませんか??

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正面のお顔と左右のお顔も憂いの青年のお顔です
あまりに阿修羅像に似ているので驚いてしまいました

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馬頭観音様はお堂に祀られています
横には大きな地蔵菩薩様が祀られていますのですぐに分かると思います

中山道の美濃と木曽路は馬頭観音様が多く祀られていて全てを紹介するのは不可能かと思います

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2010年4月25日 (日)

文殊の馬頭観の様 その1

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先日にF2で文殊の辺りを走った時に馬頭観音様を4箇所で見つけましたが、最後にお会いした馬頭観音様がとびっきりの馬頭観音様で最後に紹介しようと思っていましたがブログにアップするのを忘れると駄目なのですから最初にアップします

路傍の石仏は大体が風化して表情がハッキリしないのが殆どで・・・、まして新しい石仏は花崗岩の模様が強過ぎてこれも表情がハッキリしないのです
程々の風化・・・ 難しいですね

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文殊の馬頭観音様は文殊の交差点から少しにしに行った所に祀られていますがお堂に入って祀られている馬頭観音様が新しく石が風化してなく表情が薄く感じました
とびっきりの馬頭観音様は左の黒い馬頭観音様です
馬頭観音様は美濃では地蔵菩薩様と並んで祀られている事が多く、2体の馬頭観音様が並んで祀られているのは板取でお会いした馬頭観音様を除いて初めてでした

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その馬頭観音様は石が割れていますが見事な表情です
怒れるお顔ではなく観音様のお優しいお顔が3つ同じ表情です
美濃の馬頭観音様の漫画チックなお顔でなく慈悲深い観音様のお顔で石が見事な色になって風化が全く感じません
自分が見た馬頭観音様のなかでもとびっきりのお顔です

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石仏の彫りとは思えず、まるで木像のように表情に陰影が有ると思いますが・・・
割れている事は問題にならない・・・よくぞ残っていると思いました

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彫られている年号を見ると安政6年と有ります
かなり古い馬頭観様です

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不思議な事に右の新しいと思った馬頭観音様も安政6年とあります・・・
同じ年に同じ作者が同じお顔とお姿の馬頭観音様を2体彫って祀ってあります
一体はお体の石は割れてしまって、もう一体はお堂に祀られて全く風化せずに新しく最近の馬頭観音様のようです
不思議な文殊の馬頭観音様の2体です

文殊では更に3体の馬頭観音様にお会いしました
どれも素晴らしい馬頭観音様です

続く・・・ かな・・・(^-^o)
今日も素晴らしい快晴の美濃ですが仕事でした

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2010年2月18日 (木)

岐阜市村山の馬頭観音様

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岐阜市則松から村山に向かってトンネルを出た所にお堂が有ります
ちょっと変わったお堂で以前から気になっていました
山の中で夜中には寂しい所ですが昼間は交通量も多い所です

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壊れそうなお堂ですが意外に大きく石仏様が4体祀られていて一番大きなのが地蔵仏様でその脇に小さな石仏様が祀られています
お供えがあり花も供えてあるので近所の人が手入れしてるのでしょう


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一番左は馬頭観音様でした
お顔は能郷の馬頭観音様の雰囲気を感じさせながらも美濃らしさをも感じさせて下さいます
怒れる顔のイメージです
村山は西美濃の雰囲気ではなく岐阜の土地だと思います

このお堂のように扉が無くオープンでありながらも瓦の重厚な屋根のお堂も素敵だと思います
子供なら怖さを感じるかもしれませんね・・・


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2010年2月17日 (水)

北方町柱本の馬頭観音様

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自宅近くをブロンプトンで走っていた時に柱本で奇麗なお堂を見つけました・・・

ひょっとと思って覗いてみたらやっぱり馬頭観音様でした
自宅付近のこんな所にも馬頭観音様が祀られているとは・・・

柱本は昔は寂しい所で北方町のメイン通りから外れた所です

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かなり風化されてお顔がハッキリしませんが3つの顔と馬が分かります
以前は野ざらしに祀られていたのでしょうか・・・
美濃で完全に野ざらしの馬頭観音様の石仏は見た事が有りません
全てがお堂に祀られています
この馬頭様もおそらく小さなお堂に祀られていたのでしょうが、風雨が入り込んだお堂だったのだと思います


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仔細に観察するとニッコリと微笑んで目を伏せているお顔です
足下には村内安全と読み取れました

柱本が村だとは思いもしませんでした
かなり古い馬頭観音様でしょう・・・
新しいお堂を作って祀られて幸せですね
お堂を作った柱本の人も素晴らしいです

美濃には一体いくつの馬頭観音様が祀られているのでしょうか・・・
数多いところです

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2010年2月15日 (月)

西郷の馬頭観音様

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西郷の馬頭観音様は美濃では一般的な地蔵菩薩様と一緒に祀られているだけでなく御鍬神社も一緒に祀られています
御鍬神社は南濃松山の御鍬神社はミカン畑の中にあり何度も行った事が有ります

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今の時代は馬頭観音様よりも地蔵菩薩様の方が立派に祀られています
ここも馬頭観音様は小さな祠ですが平成二十一年十月に祠が作り直されて立派な祠です
多分、地蔵菩薩様よりも馬頭観音様の方が御位は上ですが、現代では馬頭観音様の何たるかが分かってる人が少ないのです

馬頭観音様は馬の神様では決して無く馬をお顔につけられてるから荷役や農耕馬の神様と勘違いされてるから余計に信仰が薄れてると思います

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お顔は難しいお顔をされています
抽象的な美濃特有の馬頭観音様ですが美濃に多い漫画チックな感じはしません
怒れるお顔の雰囲気は充分に感じます

西郷のこの場所は昔は美濃市に向かう道と根尾に向かう道で寂しく暗い土地だったと思います
何も無い場所の民家の近くに祀られている馬頭観音様・・・
不思議な気持になります

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2010年2月14日 (日)

真桑旦内の馬頭観音様

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樽見鉄道の東側は本巣縦貫道があり賑やかですが西側は静かな田園地帯で池田山や揖斐方面の山並みが静かに並んでます

今日は早めに退社して、久々の散歩です 

樽見鉄道の西側は、あまり歩く事がなく歩いていても初めて通る所で少しの驚きでした


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旦内は以前に樽見鉄道の東側で馬頭観音様を見つけて、祠も新しく立派でしたが今日、見つけた馬頭観音様は明治13年と彫ってあり、いかにも田舎の寂しい道のお墓の横のロケーションが阿弥陀堂を連想させるようでした


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お顔は美濃の本巣ではよく見かける馬頭観音様のお顔で怖さは感じません
安らかなお顔です
この辺りは民家が少なく新興住宅が建ち始めていますので馬頭観音様を拝む人が少なくあまり手入れされていません

黒野と読めますが黒野に向かう街道ではなく、やはり華厳寺に向かう道です

美濃には多くの馬頭観音様が祀ってあります

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2009年11月26日 (木)

華厳寺参道の手前の馬頭観音様

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名鉄谷汲線が走っている頃から谷汲駅の少し手前の杉並木の中を赤い電車や丸窓電車が走り抜ける所に祠があるのは知っていましたが狭い道幅で車を止めて見る事も有りませんでした

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kenさんと妙法が岳に登る時に止まってみました
やはり馬頭観音様でした
交差点でもなく華厳寺まで歩いても10分かからない所に馬頭観音様が祀られているのが不思議です

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そのお姿は馬頭観音様と分かる特徴ですが、お顔は優しい妖精のよな道祖神のような丸いお顔です

写真は馬頭観音様を撮影するkenさんです
いかに小さな馬頭観音様か分かると思います

林の中の人が入らないような場所ですがお花が添えられています

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かなり古い馬頭観音様だと思います
前掛けはカビのような緑がついていますが、お供えの花は新しい花です
誰がお花を添えているのでしょうか・・・

馬頭観音様が美濃には数多く有ります
多くが お地蔵様と並んで祠で祀られていて路傍の石仏のように野ざらしという事は有りません
美濃には地蔵菩薩様は馬頭観音様よりも数が多く一つの街や村の中にも多く有ります

交通事故の跡に祀られた地蔵菩薩様ではなく昔から祠に祀られているお地蔵様がです・・・

美濃は優しさだと実感します

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2009年11月13日 (金)

美濃路一里塚の馬頭観音様

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美濃路は中山道の岐阜県内の街道と勘違いされてる人が多いと思います
美濃路は中山道の垂井宿から名古屋の熱田までの街道です

美濃路は大垣市内で道がかなり分かりにくくなっています

墨俣の近くに美濃路の一里塚がありますが堤防の下でかなり分かりにくい所です
そこに馬頭観音様が祀られています

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かなり表面が雨風で劣化していますがイースター島のモアイのような愛嬌のあるお顔です
車輪も剣も斧もしっかりと分かります
愛嬌のあるお顔が美濃の馬頭観音様のなかでも風変わりです

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街道ブームでしょうか・・・
中山道をポタリングしていても多くの人が中山道の古い町並みを歩いています
美濃の赤坂宿から近江の醒ケ井宿の辺りを歩く人が多いです
美濃路は宿場町らしい宿場町が少ないのと街道らしさも少ないと思います

昔は多くの人が往来した美濃路だったのでしょうね
古く風化した馬頭観音様がその名残だったのでしょうか・・・

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2009年11月11日 (水)

乙津寺の馬頭観音様

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乙津寺は梅の寺で鏡島弘法様のお寺です
母方の実家の近くで弘法様の日には祖母におでんを食べに何度も連れて行ってもらった記憶が鮮明です
岡田奈々さんのお姉さんが嫁がれているお寺です

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乙津寺の馬頭観音様はお顔に特徴が有ります
土偶のような宇宙人のようなお顔です
美濃の両界山の横蔵寺の深沙大将様のようなインド系のお顔で馬頭観音様の特徴の3つのお顔でなく一つのお顔です
馬頭観音様の幟がなければ馬頭観音様と気づきませんでした

両界山のサイトで深沙大将様の御写真が載せてあります
重文でいつまで載せてあるか分かりませんので見て下さい
お腹には少女のお顔がついています

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お顔には馬がありますし馬頭観世音菩薩と彫ってあります
大正二年と読み取れます
かなり古い馬頭観音様で沢山の美濃の馬頭観音様の中で独特さでは白眉です

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後ろには馬車引き一同の文字が彫ってあります
馬車引き 職業としてどのような作業をしていたのでしょうか・・・
似役のような仕事を想像します

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乙津寺を北に上がれば「御紅の渡し」
長良川から金華山と美濃の青い空
岐阜は優しい街です

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2009年11月 9日 (月)

本巣市旦内の馬頭観音様

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本巣市ですが糸貫町と言った方が本当のような気がします
真桑瓜と真桑文楽で名前が知れた所です

旦内の馬頭観音様ですが お顔は美濃の馬頭観音様のお顔で怒れる顔ではなく漫画チックさがある非現実的なお顔です

旦内の馬頭観音様は普通らしい特徴がないようでいて優しさが溢れた上目使いの見ていて飽きのこないお顔です

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田舎の街の どこにでも有りそうなお堂に祀られています
自宅からの散歩で偶然に見つけて美濃には馬頭観音様と地蔵菩薩様が数知れず多く祀られてるのだと実感してしまいました

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お堂の後ろは樽見鉄道で根尾の淡墨桜を見るには単線のレールバスを利用してノンビリと行くのが良いでしょう

五木寛之さんが華厳寺と横蔵寺を訪ねられた時に樽見鉄道を利用されました

これから寒くなって雪が散らつく頃のレールバスの暖房の効いた室内でビールを飲みながら根尾の山奥の能郷白山を眺めて淡墨温泉に行って骨休めもリフレッシュして忙しい日常から逃れるのも良いでしょうね

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馬頭観音様の お座りの敷石には組中安全と彫ってあります
馬頭観音様が畜生道の観音様と最近まで思っていましたが実際は御馬が頭に有るので家畜や荷役の人々達が縁を感じて祀ったというのが本当だと知りました

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