書籍・雑誌

2009年10月 9日 (金)

飢餓海峡

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昔、読んだ時は推理小説的に読みましたが、今は杉戸八重という人物に重きを置いて読みました
水上勉の本質が現れ始めた頃の小説です
底辺に生きる人の生からのもがきと逃げれない現実の苦しさが幾多の水上勉の世界が
同様にあります

推理小説としては樽見京一郎の人生を全て解き明かす必要が有るのだろうかと今回も思いましたが彼は将来の正義の人だったのか刑事達の思うような人物だったのかは明らかではないですが、それも良い結末かもしれないと思いました

自分の近況は全く休みが取れない日々です
明日からの三連休も全て出社・・・
山に入りたいです・・・

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2009年8月26日 (水)

越後つついし親不知

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水上勉の小説を読み直していますが「越後つついし親不知」は初めて読みますが、短編でもやっぱり裏日本の特に福井の日本海岸の暗さで水上勉の世界です

あまりに暗い主人公達・・・
今の時代には考えられない貧しさと女性の性をこれほど悲劇的に描くのは現実的ではないです

だけど読んでしまいます

暗い・・・・

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2009年7月30日 (木)

星と祭り

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湖北がこの小説の大半を占めていて残りがアルプスが舞台なので最近の自分にピッタリだと思って購入して上下ですが4日間で読み切りました

琵琶湖の周辺には十一面観音様が多く祀られているのは知っていましたが、小説の紹介してある十一面観音様が全て実際なら驚きの数で、保存のされ方も納得します

近江の仏を紹介した本を図書館で見て、多くの十一面観音様を拝観するのに電話で予約を入れないと見れないのが不思議でしたが「星と祭り」を読んで納得しました

織田信長や多くの戦火を逃れて十一面観音様がお堂で祀られていて地域に根ざしているような・・・今は人々に忘れ去られているような・・・

近江が観音様の国・・・特に湖西や湖北・・・中でも高月が「観音の里」と言われていますが自分が思っている異常の観音様があるとは驚きで一杯です

読みやすい文体と仏と死者がテーマですが湖北とアルプスが好きですから一気に読めました

作者の井上靖さんは渡岸寺の十一面観音様をこよなく愛されました

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2009年7月26日 (日)

湖の琴

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舞台が湖北や若狭で近くで高月の十一面観音様が小説の中で重要なポジションであったり、作家の水上勉が自分の好きな作家である事、等で読んでいて辛い小説ではありますが一気に読みきりました

昨日も本屋で水上勉の小説を探したら・・・文庫本ですが・・・一冊も見当たらないのに、ちょっとした驚きでした

松本清張の文庫本はかなりあるのに水上勉が無いのは時代にそぐわなくなったのでしょうが、昭和の時代と北陸や湖西等の暗さが、あまりに暗すぎるのと水上勉の小説の中の主人公の悲惨さ・・・生まれた土地と貧困が主人公にどうする事も出来なく、その持って生まれた暗さ、それも耐えるだけ耐えて耐えきれなくなった時の自傷が、やはり現代とマッチしません

栂尾さくと松宮宇吉・・・

話は本を読んでみると分かりますが、本を手にするのが意外と困難でした
ネットが無ければ探しようが無かったと思いますが、売れなければ再販をしないなんて寂しいですね

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2009年7月 9日 (木)

雁の寺

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アマゾンで古本で探し出して値段が140円の破格の安さで商品の状態も「良」とあったので早速購入して届きました

う〜ん・・・
日焼けが凄いしとても良とは言えない状態ですが1974年の第2刷で、まして文庫本だから仕方ないですね

「雁の寺」の文庫本はこれで3回目です内容はほとんど記憶していますが再度再度読み直す気になりました

乞食谷なんていかにも水上勉の世界です
悲しい慈念の最後を知っていても読んでみたくなりました

湖西、湖北、越前、美濃・・・
自分の中で興味の対象になっています

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2009年7月 2日 (木)

越前竹人形

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最近、自分には滋賀県や福井県がブームなんです
といっても去年の年末ぐらいからなんですが先日のhiroさん宅を訪れた頃から一気に進んでいて滋賀の本を読んでいます

越前竹人形もhiroさんの所を訪れた時にhiroさんと一緒にあるカフェを訪れた時に越前竹人形の看板を見て水上勉を思い出しました

水上勉の本はかなり読んだのですが全てブックオフに10年程前にサヨウナラです

久々にブックオフで水上勉の本は無いかと探してきたら「越前竹人形・雁の寺」がありましたので早速105円で買ってきました

雁の寺は文春文庫で完全版が出ていますがとっくに廃版で新潮文庫のは読みません
文春文庫のは2冊を時期を十年程隔てて読みました
また読むとしたら古本で探すしかないのですが、あてはつけています

越前竹人形 10何年ぶりに読み返しましたが、水上勉の世界です
片端者として主人公を扱っていて主人公は男でも女でも悲惨なくらいの薄幸で死んでゆく哀れさ・・・
主人公達の暗い生い立ちと暗い性と父親や母親への憎しみも愛情の裏返し・・
越前竹人形の喜助と玉枝のいびつな愛も真の愛

時代錯誤の水上勉の世界はひいてしまいそうだけれど越前や湖北や美濃の山間のお寺のどこか親しみを感じる世界でもう一度浸ってみようと思ってしまいます

暗いなぁ・・・

って事で次の水上勉の世界は湖東の「湖の琴」か「五番町夕霧楼」「越後つついし親不知」のどれかです

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